器、日用道具と喫茶室

京都市下京区燈籠町589-1

徒然/いまにき
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お弁当箱

一年程前に、愛用している漆塗りのお弁当箱の作り手の方に連絡を取り、店での扱いをお願いしました。
10年くらい前に購入し、気に入って使っていた丸くて濃い赤のお弁当箱。
愛らしく白蝶貝の細工がちょこんとあしらわれています。



その後ずっと納品を待ちわびていたのですが音沙汰なく、しびれを切らしてこの夏にとうとうお家に伺ってきました。
「細田漆工所」は、静岡にあります。

作家の細田豊さんは、突然の来訪にあたたかく迎え入れて下さいました。
後継者の息子さんもちらりお見かけしました。




檜の香りが立ちこめる工房。いい香り。
木を切り、削り、曲げ、組み、最初の最初から全て作っておられます。
職人の手はとてもかっこいい。


作業場に積み上げられたいろんなお弁当箱。
左のは、一回目の漆を塗ったものだそう。

このあと、塗っては乾かしを6回もされる。
手間ひまがかかる行程。
時間を重ねて、作業を積み重ねて。




どれでも、気に入ったのをどうぞと言って下さったので、最初の注文よりも大幅に沢山持ち帰らせていただいた。

どれも、これもと、欲しいサイズや形がいっぱいで目移りしてしまいます。





漆は、抗菌作用もあるそうで野良仕事、山仕事をする人々が昔から愛用していたのだそう。
ご飯の余分な水分、水滴を吸収し、美味しく食べられる。
大きめのをお櫃のように使ってもいい。

お邪魔した時に、とても大きな大きな丸い容器を作られていた。
こちらは何ですか?とお聞きすると、お客さんからのご依頼で大きな茶櫃を作っておられるという。
沢山来客のあるお宅なんだろうか。
急須や湯のみなどの茶道具が、この茶櫃に収められるところを想像してみる。
蓋をあけ、中の道具を出し、お客に茶を入れる。
そんな様子を思い浮かべるだけで、楽しい。







夏の終わりを思うこの頃。
明日、母の百ヵ日法要を迎えることに。
納骨もする。



ようやっと、最近実感してきている。

もう、居ないんだなあ。

病気の発覚から死までがとても短くて、3ヶ月半だった。
私は彼女から産まれたわけではないけれど、私のお母さん。

明日、母は仏さんになる。
ずっといろいろありがとう。






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